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データガバナンスとPurviewの関係組織が決めることと、製品が支援すること

2026-10-29 更新約5分で読めます

最終確認: 2026-10-28

30秒で復習

  • データガバナンスは組織の仕組み。Microsoft Purview は、その仕組みを支援する製品群。 製品を入れただけでガバナンスができるわけではない。
  • 組織が決める:データの責任者、「売上」などの業務上の定義、必要な品質と直す責任、利用・保護・保存のルール。
  • Purview が支援する:データの所在を集める(Data Map)、意味・責任者・品質をまとめて探せるようにする(Unified Catalog)。
  • カタログに載せることは、元のデータを移すことではない。カタログの役割をもらっても、元のデータが見られるとは限らない。
  • ガバナンスで決めたルールの実装には、Purview の別の分類(秘密度ラベル・DLP・保持・監査)を組み合わせることも多い。
  • 覚え方:「決めるのは人、記録して見える化するのが製品」

こんな場面で出会う

  • 「Purview を入れればデータガバナンスはできる?」と聞かれる
  • 製品の機能と、組織で決めるべきことの線引きを説明したい
  • 部署ごとに「売上」の数字が合わず、どのデータが正しいか分からない

用語の正式名称と読み方

用語 読み方・正式名称 意味
データガバナンス data governance データを安心して使えるように、責任・基準・扱い方を決めて守る仕組み
メタデータ metadata データについての説明(どこにあるか、何の項目か、誰の責任か)
Data Map データマップ 対応する情報源をスキャンして、メタデータを集める機能
Unified Catalog ユニファイドカタログ データを探し、業務上の意味・責任者・品質・関係をまとめて管理する機能
ガバナンスドメイン governance domain 「営業」「人事」など、管理の責任をまとめる単位
データプロダクト data product 業務で使う形にまとめたデータのセット(例:売上分析用のデータ一式)
データ品質 data quality データが正しく・そろっていて・新しいか

質問:Purview はガバナンスのどこを支援する?

答え: 主に「データの所在と意味を把握する」ところ。Data Map で集め、Unified Catalog で探せる・説明できる状態にする。

機能 主な役割
Data Map 対応する情報源(データベース・ストレージ・Fabric など)をスキャンし、メタデータを集める
Unified Catalog データを検索し、業務上の説明・責任者・品質・関係を管理する。ドメインやデータプロダクトの単位で整理する
  • メタデータは「データについての説明」。カタログに登録したことと、元のデータを移動したことは違う。
  • Data Map・Unified Catalog の役割が付与されても、それだけで元データを閲覧できるわけではない(元データの権限は別)。

質問:組織が決めることと、製品が支援することは?

答え: 判断と責任は組織、記録・見える化・一部の自動化は製品。設定だけで、業務上の正しさを判断したり、すべての問題を直したりはできない。

組織が決める Purviewが支援する データの責任者 責任・説明の記録や共有 「売上」などの業務定義 用語とデータの関連付け 必要な品質と改善責任 品質の評価や問題の把握 利用・保護・保存ルール 対応する機能で制御・管理 支える
組織が決めること 製品が支援すること
データの責任者 責任・説明の記録や共有
「売上」などの業務定義 用語とデータの関連付け
必要な品質と改善責任 品質の評価や問題の把握
利用・保護・保存ルール 対応機能による制御・管理(ラベル・DLP・保持)

質問:Purview の製品分類と、一般的なガバナンスの範囲は同じ?

答え: 同じではない。 Purview の「データガバナンス」の分類は、主に Data Map と Unified Catalog。一般的なガバナンス設計では、利用権限や保管・廃棄の方針まで考えるので、Purview のデータセキュリティ(秘密度ラベル・DLP)やデータコンプライアンス(保持・監査)も組み合わせる。

  • 実際に使う機能は、対応する情報源・権限・ライセンスや課金の条件を個別に確認する(Unified Catalog などは、使った量で課金される機能もある)。

具体例

場面 組織が決めること Purview で支援すること
部署ごとに「売上」の数字が違う 「売上」の定義と責任部署 用語集に定義を載せ、使っているデータと結び付ける
顧客データがどこにあるか分からない 調べる範囲と責任者 Data Map でスキャンして所在を集める
古い個人情報が残り続けている 保存期間と廃棄の判断 データライフサイクル管理で保持・削除を設定

関連メモ

確認したいこと

  • 主要なデータ(顧客・売上・品目など)の責任者は決まっているか
  • 業務上の定義(用語)を、どこで管理するか
  • Purview で対象にしたい情報源は、Data Map が対応しているか
  • 課金の条件(使った量に応じた料金)を確認したか

参考資料(Microsoft公式)